2016年2月25日木曜日

First Aid 2016年版

First Aid 2014年版を持っていたが、2016年版が新しく出たので購入した。2014年版は本編だけで565ページ程度だったのが、2016年版は本編だけで600ページほどと、35ページ増えていた。2年で6%の増加、年率に直すと3%の増加といえる。25年もすればページ数が倍になる計算となり、医学の進歩の速さなのか、問われる内容の変遷の速さなのかともかく凄まじい。

増加した内容の中で目についたものとしては薬剤が挙げられる。それぞれの分野におけるPharmacologyの分量が明らかに増加していた。これはおそらく新薬の承認によるものなのだろう。その中でも特に目についたものが、分子標的薬である。日本では聞いたことのないような新薬が次々と承認されていることがこの背景にあるのだと思われる。

もう一点目についたこととして、UWorldでなぜか頻繁に出題される前十字靭帯や後十字靭帯に関する問題が、2014年版ではあまり強調されておらず、なぜこのようなものがUWorldで頻繁に出てくるのか訝しく思っていた。ところが2016年版を見るとこのテーマに1ページを割くようになっていた。これをふまえると、十字靭帯の内容自体は古典的だが、USMLEの試験で頻繁に取り上げられるようになったため、First AidやUWorldで取り上げられるようになったと考えられる。残念ながら日本にいればこの取り扱いの背景にどのような事情があったのか、想像することは困難である。

少なくとも、UWorldやFirst AidはUSMLEで取り上げられる内容について非常に素早くその内容をアップデートしていることが見て取られる。

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